「最近面白いマンガ無いなー」というのは、面白いマンガが無いのではなくて単にマンガを読んでいないだけだったり。
そんなわけで黒田硫黄氏の「茄子」にどっぷしはまっております。
黒田氏の線はふにふにとしててなんかテキトーな感じがします(←褒めてます)。「あー、こんな人いるいる」という実感がこもってて大好きです。
特にいいのがしょっちゅうでてくる高間さんというおっさん。
ひげ面の眼鏡で、職業は農家、暇があれば本を読んでる50ぐらいのおっさん。
これがかっこいーんだ。
なんか人生を味わってる感じがして羨ましい。
で、高間さんに興味津々な女子高生・高橋綾さんがまた面白い。父親が蒸発して弟・妹と一緒に親戚の家に居候中というハードな境遇ながらタクマシク楽しそうに生きてる人で、こちらもとても羨ましい。
なんでもない話なんだけど、なんでもない話をなんでもなく書けるというのはいいなあ。
それにしてもおっさんばっかり出てくるね、このマンガ。
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