強固なロジックの無限の反復

2002年9月3日(Tue) 晴

恣意の視線

 写真撮影二日目。
 昨日凹ましたプジョーに鞭打って今日もドライブです。
 また今日も選りに選った田舎めぐりの旅。
 フレームで現実を切り取る時、そこには必ず恣意の視線が働きます。
 都合の悪いものはすべてフレームの外に押しやってしまうことも全くの不可能ではありません。
 そこに写った景色がいくらファンタジックでノスタルジックでも、ほんの少しカメラを振るとコカコーラの真っ赤な自販機が「I'm a grobal standard!」とでも云いたげに自らの存在を主張していたりするのが現実だったりするわけで。そんな違和感を探すのも別に嫌いではないんですが。
 今回は敢えてそんな現実の違和感を強調するようなフレームの切り方はしませんでした。ありもしない「望ましい田舎の風景」的なものを撮ってしまったような気もしますが、求められていたものがそういうものだったので仕方ありません。
 さて、これが誰をどのようにインスパイアするのか、興味のあるところです。

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