強固なロジックの無限の反復

2002年11月18日(Mon) 曇

着手

 やっとこ新作に手をつける気になりました。
 前作がファンタジックだったので日常的な題材にしよう、と決めてからどれだけの月日が流れ去ったやら。
 とりあえず、苦しんで苦しんでようやく何枚か描けた中で一番気に入ったのを下絵に使うことに決めました。今回は制作の工程を少ぅしずつ紹介することにしましょう。何週間かかるかわかりませんが。

 出がけに靴のかかとを直してるしぐさです。
 当初は信号待ちで携帯を眺めてる情景も考えたのですが、デッサンがついていかずに諦めました。これはまたの機会。
 最初はいつもこんな感じのざっくりしたラフから始めます。仕上がりもいつもざっくりしてるって?余計なお世話じゃ。
 サイズはA4版の紙の半分くらい。描きながら考えるので周りには余計なものも描いていますが、ここでは省略しています。
 膝の位置がおかしかったので上から修正した線が丸わかりですね。私の場合こういうことは珍しくありません。ラフを書き上げてからトレス台で裏返して見てみるとデッサンの狂いなどが見えやすいのですが、それでも気付かなかった場合はそのまま仕上げてしまうこともままあります。適当ですね。
 うーん、左手もなんか変。これは拡大するときに書き直さなくては。
 出がけなのに手ぶらなのは変だな。右手にかばんを持たせよう。
 背景。思いつかんなあ。目線の先に何か欲しい気もするけど。落ち葉…だと仕上がる頃には季節はずれか。まあ描きながら考えるとしよう。
 影が長く伸びた夕暮れの情景がいいなあ。でも色合いが出せるかどうか。
 こうやって下絵を眺めて、「ま、とりあえずこれでいいでしょ」というものになったら拡大コピーして本格的に下絵作りに入ります。
 とりあえず今回はここまで。続きはいつになるやら。

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