早いもので、君が大怪我をしてから1年が経った。
あのとき僕は、君に対してずいぶんひどいことをしてしまった。でも、正直2ヶ月も入院するとは思っていなかったよ。
だから、君が退院したときとても嬉しかった。本当に素直にそう思った。
君とのつきあいの中で、僕も少しずつ変わったように思う。
君とともにいる時間は幸せだと感じるし、君のためなら少々の無理をしてもいい、そう思えるようになった。以前の僕には考えられないことだ。
それはきっと、最初の1ヶ月目にあんなことがあったせいだけじゃない。
君といる時間に起こるどんな些細なことも、僕を少しずつ変えていく。
君が来る少し前の僕と、今の僕。君にふさわしい男に、僕は少しだけれども近づけていると確信している。
もっと君にふさわしい男になろう。心底そう思っている。
…と、車へのラブレター。
去年の今ごろは納車1ヶ月で事故った車をどうやって広島のディーラーに回送するか算段しているころでした。
今の車に乗る前に乗っていた軽自動車は、2ヶ月間の入院中に私の足になってくれ、その後8ヶ月ほど母が乗っていたのですが、先日オルタネータ系のトラブルがあって遂に手放しました。今は新しい軽自動車がその役目を務めています。
車との出会いで人生が変わる、そんなことがあってもいいと思うのです。
そうそう、プジョー406の広告コピーに、こんな文句が使われてましたっけ。
人生は、プジョーを楽しむためにある。
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