本欄に書くべきことかどうか、迷ったのですが書くことにします。
仕事を終えて家に帰ると、珍しく大学時代の友人から電話がありました。
「ちょっとメール見てくれん?」
という、なんだか回りくどい言い方なので一体どういうことなのか量りかねたのですが、とにかくメールを見ました。
そのメールには、大学時代の後輩が亡くなったことが書かれていたのです。
病死や事故死ではない、とそのメールはほのめかしていました。
一体何故。
大学時代の彼はいつも屈託ない笑顔でいたという記憶が残っています。それだけに、何故こんな形でこんなにも早い死を迎えなければならなかったのか、彼を知る誰もが理解できないのではないのでしょうか。私自身もさっぱり実感できずにいます。
彼はこの4月に異動になって東京暮らしを始めたばかりだったそうです。新しい環境に置かれて何かあったのでしょうか。或いはもっと以前から、何かが彼の中で用意されていたのか、今となっては誰にもわかりません。ただ、人懐こい笑顔の記憶だけが残っています。
今はただ驚くばかりで、多くを記すことはできません。ただ彼の冥福を、心から祈りたいと思います。
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