強固なロジックの無限の反復

2004年8月29日(Sun) 曇

世渡り

 研修中、同室の人にこんなことを言ったらびっくりされました。

 私昔はひきこもりでした。

 まだつきあいの浅い人に言ったからびっくりされたのかもしれませんけれど、今の私は少なくともそうは見えないそうです。
 でも、事実は事実。期間は短いけれども大学生活の後半約2年ほどは、ひきこもりと言って差し支えのないような生活をしていました。それでもどうにか卒業させてくれた恩師に感謝です。
 他人との距離を測るのが苦手だったんですね。
 今でもそれほど人付き合いがうまくなったという感じはしませんけど、見た目を取り繕うのは多少マシになったかもしれません。とりあえずそれなりにやっています。
 そんな私がいまや根回しと調整を仕事にしてるんですから人生ってわかりません(笑)。
 もっと早く(せめてあと10年早く)今のように取り繕うことを覚えていれば、もっと違った人生を歩んでいたかもしれないんでしょうけどこればっかりは仕方がないですね。
 先輩から繰り返し言われるんですが、「もっとうまく生きろ」と。
 世渡り下手は今に始まったことではないですし、それでずいぶん損してるんだろうとは思います。
 しかしまあ、人に習ってうまく生きられるようになるくらいならとっくにそうなってますよね。いろいろとマネをしてみたりするんですが、結局形だけ真似てもなかなかうまくいかないんですよね。
 こうすれば正解、というのがないのが人生の難しいところであり面白いところであり、人間万事塞翁が馬という古めかしい言葉も浮かんできます。
 ただ、逸失利益を数え上げてもいまさら取り返しがつくわけでもありません。むしろ「これからどうするか」が常に問われているのです。

 で、結局何が言いたいんだろう?
 …つまり、人はゆっくりと変化しつづけているのであり、でも変わらないところは変わらない、だとしたら前向きにやってこうよ、というごく当たり前のことが言いたいわけです! おわりっ!

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