いやぁ〜、音楽って、本当にいいものですね。
…と映画を観て思ったり。
映画「スウィングガールズ」観てきました。
お話の筋は単純明快。
夏休みの補習をサボる口実に始めたビッグバンドにひきつけられた女子高生たちが、悪戦苦闘しながらも最後は大観衆を前に堂々の演奏を披露する、というもの。王道といえば王道ですね。監督は「ウォーターボーイズ」で一躍時の人となった矢口史靖。
物語が同じ構造だ、と言ってしまえばそれまでですが、お話の構造がわかっている分安心して観ることができます。どうでもいいようなところまでいちいち面白いキャラクター、いちいち面白いシチュエーション、なかなか退屈させません。
それに、何を置いても音楽ですよ。この映画はそれが命です。
劇中の演奏シーンはすべて出演者たち自らによるもの。これが非常にかっこいい!
監督自身この映画を企画するまではジャズにはほとんど縁がなかったそうですが、今ではサックスを吹いてるそうです。
私の場合音楽は聴く一方ですが、音楽って本当は演奏するほうが何倍も楽しいのですね。
実は小学生の頃にピアノを習っていたことがあったのですが、その頃は楽器を演奏することが楽しいだなんて思いもしませんでした。むしろ苦痛でしかなかったですね。
多分それは誰かに聞いてもらっていなかったからだろうと思うのですが、もし仲間がいればもっと楽しんでいたのかもしれません。今にして思えばもったいないなあと思います。
この映画を観てまんまと監督の思惑通り何か楽器をやりたくなりました(笑)。
ピアノ、一からやり直してみようかなあ。
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