内緒で休日出勤うれしいな〜♪

　何と申しましょうか、私の手が遅いせいもあるのですが、圧倒的な事務量に気圧されて今日もこそこそ休日出勤してまいりました。もちろん無給で。
　今のポジションというのは、恋人のいる独身者なら数週間のうちにふられ、既婚者であれば（特に子供がいれば）嫁さんに愛想を尽かされて実家に帰られてしまう、そんな苛烈な労働をせざるを得ないような感じです。そうですとも、恋人のメンテナンスをしたり家族サービスをしたりする余裕なんかありません！（断言）
　ちょっと油断すると机の上が書類にまみれ、すべての事務が滞り、業務に支障をきたす。いや、油断しなくてもそうなのですが（汗）。
　同じ課にせめてもう一人でも同じ事務をやる人がいればずいぶん違うのでしょうが、とにかく代わりがいないのですから困ります。
　結果、今日みたく休日に内緒でこそこそ出ては普段の穴埋めをするハメになります。聞いた話によると前任者もそうだったとか。激しく同情。
　でも逆に言えば、「恋愛に不向きである」と自己規定してみせた私のような人間にはうってつけのポジションとも言えますね（笑）。休みの日に恋人のご機嫌を取る必要もなければ家族サービスをする必要もない。エネルギーのかなりの部分を仕事に振り向けても実際的な損失がほとんど出ない。誰が考えた人事か知りませんが、なかなか適材適所かもしれません。
　私自身にしても、恋人がいないことについて考える余裕もありませんし、また周囲も私に恋人がいないことにそれ相応の合理的理由を見出してくれます。ああ、楽チン！
　そのかわり、とてつもなく空しくなることもあるんですけどね。

　とりあえず確かなのは、今のポジションにいる限りは私に恋人ができる可能性はきわめて低い、よしんばできたとしても長続きしないことが予想される、ということ。
　少なくとも、もしも私が女性だったらこんな男と付き合うのは避けると思います、絶対に。