基本テクニック


★:五段階での難易度
領土拡張 ★★
 プレイヤーが何も指示を出さなくても、各部隊はそれぞれのアルゴリズムにしたがって行動し領土を広げていくが、つねに効率良く拠点を作ってくれるわけではないので、こまめに指示を与えたほうが良い。拠点の間隔を広げると早く領土を埋めることができるが、勢力はたまりにくくなる。終盤自国が圧倒的な勢力になれば、間隔を広げて早く領土を埋めた方がよい。時間との兼ね合いで判断しよう。
 新しい敷地に進出するときはなるべく今までの領土との境に守備隊を置くこと。敵地に侵入するときはあらかじめ強力な部隊を2つほど作っておき、1つは敵拠点の破壊、1つは拠点作りに使おう。敵の拠点をつぶす場合、部隊同士の戦闘と違って、必ず同人数の兵力が失われてしまう。なるべく部隊を吐き出したあとの弱い拠点をつぶすようにすること。

治外法権 ★★★
 城とつながっていない領土は税率が0%扱いになる。そこで城周りをある程度確保したらわざと領土のつながりを断つ。方法としては「橋を壊す」「障害物を置く」など。これで前線の領土はどんどん増えていく。ただし王様の遠征が使えないし、資金難になることが多い。こまめにチェックすべし。

部隊の消耗
 部隊の人数が増えるほど1日に消費する資金・人数は増える。ただし拠点上にいる部隊は資金のみを消費して人数は減らない。「橋壊し」や「拠点防衛」は拠点上で行うべし。資金がなくなると部隊の人数が減っていく。資金は決してきらさぬこと。

一日の消費人数=(人数−1)/128
一日の消費金額=人数/2048

税率操作 ★★
lm_tax.gif  基本は0%と30%。部隊を増やしたいときは0%。資金を貯めたいときは30%。常に資金をチェックして極端な操作をするべし。終盤資金が余らないように注意すること。資金がいくらあっても成績には関係ない。

王様も利用 ★★★★★
 王様はただ座っているだけではない。移動も出来るのだ。城に戻ればその時点の国の全人口まで回復するのでどんどん戦闘に使おう。ただし移動のみでコマンドは与えられないので遠征中に帰り道をふさがれないよう注意するべし。また遠征中は税率が0%扱いになるので資金を貯めてから出発しよう。

同盟の利用 ★★★★
 同盟はスタート前、自国と同等以下の勢力とのみ結べる。同盟国との戦闘は起こらないので、境界に部隊を立たせておけば侵入されることはない。が、最後に必ず戦うことになるので、全体的な戦略が無ければ使えない。うまく敵国同士つぶしあいができる面以外では使わないほうが良い。

橋の利用 ★★★
 敵の侵攻を防ぐのにもっとも役に立つのが橋である。橋の前に拠点を作り、橋を壊し続けさせれば大抵の敵は入ってこない。4096人以上の部隊で壊し続ければ、絶対に侵入されることはない。障害物を作り続ける場合と違って資金がかからないため、非常に有効である。逆に橋を架ける場合、3000もの資金が必要となる。それだけの価値がある場所を選んで架けないと意味が無い。王様の遠征時に移動距離が大きく縮まるような場所に架けよう。

障害物の利用 ★★★
 障害物は作るのに金がかかる。よって障害物の撤去が出来ないおじゃまキャラの誘導に使おう。
 また、自部隊は勝手に障害物を撤去することはないので、部隊の流れをコントロールするために使うのもよい。

敵城前を障害物でふさぐ ★★★
 敵城前をブロックで塞ぐと、敵の王様がどんなに強くても出て来れない。ブロックを守るための、兵力1000ちょっとのMサイズが2個あればじゅうぶんである。こうすると敵国は税率0%扱いになるため、敵国同士を派手に戦わせることができる。
 この方法は、最後に残す国の拠点を削らせるのに使え、敵国同士のバランスが崩れそうなとき、弱い方の国に実行するのも有効である。

敵部隊の潰し方 ★★★★
 強い敵を潰すには当然それより強い部隊が必要だ。が、まともに戦ったんでは戦闘効率は上がらない。他の敵部隊・おじゃまキャラをうまく誘導して潰し合いをさせたり、橋上に閉じこめたりして消耗させ、最後に王様を繰り出して潰すべし。王様は城に戻れば回復するので戦闘要員として使おう。資金を断てば部隊は自然に減っていく。なるべく敵の城周りから潰していくべし。

敵ユニットの作戦を変更させる ★★★★★
 アドバンスド以降のキャラの動きとして追加された、「通過ルートに自分より巨大な敵がいた場合は、回避策をとって接触をさける」というアルゴリズムを利用して、橋の破壊をはじめとした敵部隊の各種作戦を強引に変えてしまうことができる。
 自分の行ってほしくない処理をしようとしている敵部隊へ、それより強い自分の部隊を体当たりさせると、当然強大な敵に接触してしまう敵部隊は回避しようとするため、いままで行おうとしていた作業が「オート」に切り替わるのだ。
 これで、王様の遠征中に橋を落とされないようになる。

ジェネレータを塞ぐ ★★★★
 横または縦に連続でジェネレータのある面では、端からジェネレータを潰そうとすると、全部潰すまでにどうしても時間がかかり、すべてを潰す前に敵が出てきてしまうことがある。こういう面では、端から一撃ずつダメージを与え、耐久度を半減させてからジェネレータを埋めるとよい。こうすると、おじゃまキャラを全く出さないでたくさんのジェネレータを埋めることができる。
        @=ジェネレータ ☆=ジェネレータ処理部隊
        ■=埋まったジェネレータ
          ↓これに一撃
        ■@@@@@@@@@@@@@@@@@
          ☆
            ↓これに一撃
        ■☆@@@@@@@@@@@@@@@@
              ↓これに一撃
        ■@☆@@@@@@@@@@@@@@@
              以下繰り返し・・・
        (一撃の処理終了)
        ■@@@@@@@@@@@@@@@☆@
                             (今度は逆から埋めていく)
        ■@@@@@@@@@@@@@@@@■
                                          ☆

おじゃまキャラの始末法 ★★★★★
monster.gif  「ダイダロスの遺産」や「こうもりの双翼」では、自力で強大なおじゃまキャラを倒さねばならないが、この戦法を使えばいちいち始末する必要はない。戦闘効率があがるだろう。

 基本形としては、障害物でジェネレータの前1マスを残し、障害物でおじゃまキャラごとくくる形になる。おじゃまキャラをジェネレータにおしこんだ状態でゲーム終了にしてしまえば、占領率も気にしなくてすむ。もしおじゃまキャラが進んできそうな場合は、Sサイズキャラを盾にすればよい。

敵国同士を結ぶ ★★★★
 独立した敷地でどんどん増え続ける敵が存在する面では、なるべく早く処理しないと手が付けられない。2000程度の部隊を橋架け用の決死隊として敵地に送り込み橋を架けて敵同士を結んで消耗させよう。費用はかかるが戦闘効率がぐんと上がる。

速攻奇襲 ★★★★
 スタート直後まだ敵の人口が少ないうちに、王様+全勢力で敵の王様を潰すことが出来る。初期設定が同じである程度近くなら勝てる。これで相手の資金4000程度が手に入る。敵が減る反面、自分で埋めなければならない敷地も増えてしまう。ある程度育ててから潰して、すべてを頂くほうが有利な場合も多い。何度もやり直してみると最適なタイミングがわかるだろう。

完全防御 ★★★★
defense.gif  これは、基本的に王様を使用して最後のつめを行うときに使えるテクニックで、特に強敵が成長するステージである、「ヘル・スパイラル」や、「ぷりんあらもーど」等で役にたつ。
 また、マップの構造上ガードがむずかしい「海原に凱歌は響く」で、敵の侵入を防止するために使ったり等、使い方次第では非常に役立つテクニックといえる。

 敵の習性として、自勢力より強い敵が通路をふさいでいない(上の図だと、拠点の左が通過できるようにみえる)場合は敵陣へ進もうとするので、通常の敵のユニットの行動パターンどおり、障害物を排除する行動に走りる。しかし、障害物を排除しようとしたときに自勢力の強いユニットに接するので、障害物を排除できず消滅する。
 これにより、突破されたくないルートを楽にガードできるだけでなく、敵が弱体化したときに王様から飛び出す強力なユニットをつぶしたり、敵ユニットの合体による成長が防止できるため敵陣の巨大勢力化を防止する効果もある。戦闘効率も上昇する。

拠点混在法 ★★★★★
 陣地の間に橋や狭路がなく、敵国の陣地を残すのが難しい面では、気をつけないと自国の部隊が勝手に敵国の拠点を破壊してしまったり、逆に敵国の部隊が戦闘を仕掛けてきたりしてしまう。このようなとき、敵国の拠点の間に自国の拠点を作ると、双方の部隊の発生を押さえることができる。また、自国の部隊の移動のための、道を造ることにもなる。状況によって多少形は変わるが、だいたい下のような形になればよい。
  ◆  ◆  ◆
    ○  ○
  ◆  ◆  ◆    ◆=敵国の拠点    ○=自国の拠点
    ○  ○
  ◆  ◆  ◆
 このような形になると、領地の塗りが拮抗してほぼどこからも部隊の発生がなくなる。念のために初期命令で待機にしておけば、発生した自国の部隊で敵国の拠点が破壊されることもない。

ピンポイント成長 ★★★★
 Windows版では、98版と拠点の成長のタイミングが違い、単純に左から右へと走査線のように遷移している。更に、そのタイミング自体はセーブされない。この特性を使うと、セーブ&ロードを繰り返すことで特定の列の拠点だけを成長させることが可能になる。ある列まで成長したら、いったんセーブしてロードし直すと、またその列を成長させることができるのだ。
 これを使えば、序盤に自国の拠点だけを成長させたり、詰めの段階で完全に領土を埋めたりすることも簡単に出来る。

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