強固なロジックの無限の反復

2003年7月28日(Mon) 曇

公道最速

 久しぶりにWRCの話題。
 どうも今年のルールに納得がいかないのは私だけではあるまい、と。
 具体的にどういうことか。
 今シーズンいまだに優勝のない選手がポイントでトップというねじれ現象のことです。昨日終わったドイチェラントでもやっぱりその状況に変わりはありませんでした。昨シーズンまでは優勝者と2位との間に4ポイントの差があったのを、今季からはその差2ポイントになり、限られたイベントで優勝するよりもコンスタントに入賞しつづけたほうがシーズン全体では有利になるのです。
 敢えてリスクを冒さず、リタイアもない代わりに優勝もない、でもポイントではトップ。それを「公道最速」のパフォーマーとして評価できるかどうか。個々のイベントではなかなかに白熱した争いが展開されていますし、せっかく若手が伸びてきて面白くなりそうな気配なのに、水を差された気分です。
 果たして今シーズン、このままの状態で進んでしまうんでしょうか? だとしたら面白くないなあ、と遅れて来たファンである私は思うのです。
 個人的にひいきの選手がいまいち不調なのも、ご機嫌斜めの理由なんですけどね(笑)。

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