強固なロジックの無限の反復

2004年1月31日(Sat) 晴

決断と結論

 この頁をアップするのと同時に駄画頁を削除しますので、これをお読みいただいている今、うちのサイトはCGサイトではなくなっているはずです。
 それにしても何なんでしょうか、この無感動は。以前やっていた「雑記羅列」を終えたときのほうがまだ感慨がありました。仮にも一時は熱中したこと(それも10年以上の長期間続けてきたこと)を断念するんですから、もう少ししおらしくすればいいのに、今の気分は携帯の電源を切るような気軽さです。

 まあ、この結論は「このまま画を描き続けられるか」という疑問が生じた時点で既に出ていたような気もします。私の場合決断に数年を要しましたが(笑)。
 何か自己について問題を感じたとき、実はその解決策は既に本人の中に生じているのではないか、と最近はそう思います。ただ、自分の中で納得できるかどうかによって決断の早い遅いはあるでしょう。自分ひとりですぐに決断できる人もいるし、いろいろな人の意見を聞いてもなかなか決断できない人もいる。早く納得できたからいいというわけでもないでしょうし、遅きに失したということも、もしかしたらないのかもしれません。
 だから悩むことというのは、自分を納得させるための過程なのだと思うのです。そうして自分で納得して出した結論ならば抵抗なく受け容れることができるでしょうし。

 しかしまあ、私の悪い癖としてつい性急に結論を求めてしまいがちなことがあります。結論がないと不安なんですな。そう焦って結論付けなくてもいいことにまで答えを出そうとしてしまう。結果、後から以前の前提を覆す羽目になるわけで、あまり効率のいいやり方ではないですね。
 振り返ってみるに私の人生そんなことの繰り返し。これはもう、自分はそういう人なんだと思うしかないんでしょうね。
 そんなわけで、今回の決定がいつまでもそうであるという保証は、実はどこにもないのです(笑)。

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