ジャンルの狭間にあるようなものが好きです。
二つ以上のジャンルをまたいでひょいと飛び越えてしまう。どちらでもあるが、どちらでもない。
特に音楽についてこの傾向が顕著です。
「東京エスムジカ」の「World Scratch」を聴いています。
在日Korean4世の瑛愛と、石垣島出身の平得美帆というタイプの違う二人のヴォーカルを擁し、DEEP FORESTのような世界各地の民族音楽を取り入れたサウンドに乗せ、思いもしなかった組み合わせで提示される音世界はなかなかに快感です。
画の見える音楽、と言いますか。
歌詞の設定も現在と過去を行き来しながら世界各地に飛びまわり、音とリンクして独特な世界観を形作っています。
しかし、いつもジャンル不詳な音楽を聴いているせいで目的のCDが店内であっさりと見つかるということが少ないのですが、今回は比較的容易に見つかったのは少し嬉しかったです(苦笑)。
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